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ビジネス英語

【フレーズ集あり】英語でテレカンを克服する方法

テレカンで英語が聞き取れなくていつも憂鬱。
英語の電話会議(テレカン)ではストレスが溜まっていやだ。

テレカン(テレフォンカンファレンス)・電話会議を行うのにストレスを感じている人もいますよね。
ただでさえ、複数人が姿の見えないスピーカー越しに会話して、しかも英語で会議しなければならない。。
えんえん議論したあげくに結論が出ずに来週も再ミーティング。

こんな状況ならストレスが溜まって当然です。

今回は、テレフォンカンファレンス(略してテレカン)についてなるべくスムーズに進行するようなTipsを紹介します。

・テレカンに対するマインドの準備
・いざ会議中の時の有効なフレーズ

についてのTipsです。

テレカンがストレスに感じていた人はだいぶ楽になるんじゃないかと思ってお伝えします。

管理人の私も、シンガポールに在住していますが、しょっちゅう国際会議をスカイプで英語で行います。
その経験も交えながらお伝えしていきます。

準備編:テレカンに対するマインド

会議で決めることをはっきりさせる

「何を会議で決めるのか」をあらかじめ決めておくことが大切です。
これは決定事項を先延ばしにしないためです。
特に日本の企業は会議ばかりで決断が遅いと揶揄されることが多いです。
(私が住んでいるシンガポールや東南アジア諸国の日系現地法人も意思決定が遅いと指摘されます。)
これがあなたのストレスの一因になっている可能性もあります。

また、決議が取れない原因として、キーパーソンの欠席も挙げられます。
海外では、出席すべきはずのキーパーソンがいないということはよくあります。(だいたい皆さんおおらかなのでしょうが。。汗)

対応策としては、あらかじめ「決めるべきこと」を会議参加者にメールしておき事前に知らることが大切です。
加えて、キーパーソンに必ず出席してもらえるよう段取りしておくのが必要になります。

質問を準備しておく
→会議中発言しないのは、会議に貢献していないこととみなされる。特に日本人に多い。
→(行動)あらかじめメモ書きであなたの質問を用意しておくこと。

各国の行動習慣は違うことを認識
→各国で時間がずれたり、時期によっては会議に参加できないこともある。
→(行動)各国の祝日をある程度PCのカレンダーで把握しておくこと。
→ある程度全員が時間取れるようなスケジュール管理をすること。
ex.例えば月曜日を避ける。
月曜の朝は日系企業が全体ミーティングを入れがち。
しかし、2010年代中盤からハッピーマンデーということで月曜を振り替え祝日にして3連休にすることも多くなっている。
また、東南アジア地域では土日のあとに有給をくっつけて3連休にすることが多い。
当日になってキーパーソンが休んでいるということもしばしば起こりうるので、各国テレカンを月曜以外で予定することも一つ。

実践編:テレカンの会議中のマインド

雑音を入れない

集中をするという意味でも、静かな場所でテレカンに参加しましょう。
できれば会議室へ行き、時間と場所をしっかりとって臨むことをおすすめします。

テレカン中に他の仕事はしない

社会人としての基本的なマナーですが、テレカンの時に他の作業するのはやめましょう。
一度に複数のことをしていれば頭も集中しないし、何より作業の雑音が入ったりなのどして相手に失礼になります。
キーボードを打つ音すら気になる人だっています。

聞き取れないことはっきり伝える。

会議が始まれば緩和がどんどん進んでいきます。
電話回線ですのでノイズが入ったり、英語が聞き取れないということも起こり得ます。

その際は、「ノイズが入って聞こえにくい」「もっとゆっくり話してほしい」と自分が聞き取れなかった状況を話し手にちゃんと伝えることが必要です。
あんまり聞きすぎると相手に「手間がかかる人だと思われないかな?」と心配になる気持ちもわかります。
けれどしっかり聞き取れないという状況を伝えるべきなのです。
なぜなら話し手は自分の声が相手に伝わっているかどうかわからないまま話を進めているからです。

あなたがちゃんとレスポンスを返してあげれば話し手が「音量を上げたり」「ゆっくり話してくれたり」して対応してくれます。
あとで出てくるフレーズ集でも「回線が悪い」「ゆっくり話してほしい」と言った表現を紹介していますので、それらを駆使して話し手にしっかりとあなたの状況を伝えてみてください。

私がシンガポールで仕事している時は、電話で現地スタッフやお客さんとやりとりする場合があります。

そのときは一つの話題が終わるたびに同じことを何度も繰り返します。

決してお互い英語に不自由しているわけではありませんが、携帯電話のノイズが酷かったりちょっとぼーっとしていて確認が怠ったりしないようにするためです。

重要な話題については、1つの電話の会話の中で、3回以上繰り返して確認することもあります。

これだけ確認したらさすがに「はいはいっ」と生返事することもありませんし、お互いの確認ができるからです。

なんどもお互いに確認することは、日本のビジネスシーンではちょっとウザがられるかもしれませんが、
異言語同士のビジネスマンが仕事をしていくためには必要な行為なのです。

テレカンに有効なフレーズ集

ここからは、テレカンで使える役立つフレーズ集を紹介していきます。
ここで気をつけてほしいのは、かんたんな表現でも失礼にあたる場合があるということです。
ビジネスなどのフォーマルな場面ではビジネスにフォーカスした表現が必要です。
このフレーズ集では、そのままビジネスシーンで使っても失礼にならない物をピックアップしていきます。

テレカン序盤

会議を始めさせていただきます。
Thank you for your time today.

発言の初めにはちゃんと自分から名乗る
This is Tanaka, in Tokyo.

誰か複数人でやりとりしているところへ割って入る(jump inする)ときは、
「Tanaka is speaking,~~~」と続けましょう。

 

早速はじめよう
Okay , let’s get the show on the road.

簡単な自己紹介を促す。
Give us your name, department, and a little about yourself.

初めて参加する人もいることを想定してください。

テレカン中盤

数字ははっきりわかりやすく。
teenとtyは間違えやすいので、一桁ずつ発音する。

13=「thirteen」、30=「thirty」と発音せずに、
13=「one, three」、30=「three, zero」と表現しましょう。

 

他に意見はありますか?
We have a few minutes for open discussion, any questions?

Do you have any question?だと定番的すぎますので、
「まだちょっと時間があるので〜」と付け加えることにより、インパクトがある聞き方になります。

 

ご理解いただけましたか?
Is my explanation making sense?

Can you understand?だと、「理解できる能力がある人間なの?」というくらい結構きつく、バカにしている表現です。

 

他に考えはありますか?
Do you have any thoughts?

「what do you think?」では、「で、お前どう思う?」くらいの率直すぎるニュアンスで、上から目線のように聞こえます。

 

もう少し詳しくお願いできますか?
I’m interested in your first point, could you give me more details?

お願いする前に、「興味がある」とアピールします。
そのことが相手からのさらなる発言を引き出します。

 

申し訳ございませんが、全く聞こえません。
I’m afraid I can’t hear you at all.

回線が悪いようです。
There’s something wrong with line.

回線が不調で聞こえないときはこう言いましょう。電話のときでも使える表現ですね。

 

大きな声でもう一度おっしゃってくださいませんか?
Could you speak louder again?

もう一度ゆっくり繰り返してもらえますか?
Could you repeat that slowly again?

聞き返す時のフレーズです。
自分が聞き取れないことを相手に伝えた上で、もう一度話してもらえるように促しています。

 

つまり〜〜〜ですね?
Do you mean ~~~?

〜〜〜は相手が話したことをそのままおうむ返しでOKです。
ちょっとレベルが上がって、あなたの語彙数が増えてくればパラフレーズ(言い換え)で切り返してみましょう。
ここで確認することで、ミスコミュニケーションを防ぎます。

 

自分一人では判断できません。
We’ll decide later and let you know.

はぐらかす意味合いも込めるとこのような言い方になります。

 

ちょっと調べる時間をください。
Could I have three more days to investigate this issue more?

その場では、即答できないことを調べて後日回答する旨を伝えます。

 

テレカン終盤

何か反対意見はありますか?
Any objections?

決定事項は以上となります。
I think we’ve covered everything.

もう一度会議を開きます。
I this we need another meeting.

スケジュール調整をお願いします。
Could you arrange a meeting time convenient for everyone on Monday morning?

もし急に変更する場合は、水曜10時までに知らせてください。
If you have an emergency, let me know by Wednesday at 10:00.

以上で会議を終了します。
Thank you for your input today.

テレカン終了後

テレカン終了後には5〜10分ほどで振り返りをしましょう。

・決定すべきことはちゃんとクリアになったか確認する。
・議事録をチェックする。

まとめ

以上、テレカンをスムーズに行うTipsでした。

・テレカンに対するマインドの準備
・いざ会議中の時の有効なフレーズ

以上のポイントが大切です。

紹介したフレーズは、普段のちょっとした会議で使えるフレーズもあります。
日本語で会議している時も、「あれ?これ英語でなんて言ったっけ?」と意識しておけば、おきまりのフレーズが脳へ定着しやすくなります。
普段から慣らしていけば突然言わなければならない時でも、咄嗟に言えるようになります。

今回のように紹介したフレーズでもある程度のテレカンは乗り切れます。

しかし、会議の数が増えて、議題がより複雑、または参加人数が増えてきた場合はおきまりフレーズだけでもちょっと対応しきれないのも事実です。

そこで役に立つのは、「英語の質問を聞き取れるヒアリング力」「しっかりと論理的に自分の意見を英語で返答できるスピーキング力」です。

この力を養うためには日頃からのレッスンが不可欠です。

たとえば、オンライン英会話でビジネスレベルの高品質な英会話を鍛えておくというのも対策の一つです。→オンラインでビジネス英会話 Bizmates(ビズメイツ)

毎日質の高い講師陣から英会話を鍛えてもらえれば、どんなテレカンの状況でも対応できますよね。
またテレカンではなく実際の商談・打ち合わせの際にもビジネス習慣に則った対応ができます。
簡単な英会話ではなく、あなたの仕事に実際に使えて役にたつ英語を身につけるならば、オンライン英会話ビズメイツ
のレッスンもオススメです。

※今回の英語フレーズは以下の書籍を参考にしています。

打ち合わせから出張まで ネイティブに伝わるビジネス英語 ワンランクアップ編