現地に馴染めるかどうかだけで精いっぱいなのに、
そこへきて現地日本人妻たちの間でのコミュニティ。
現地にも馴染めず、
日本人同士でも馴染めず、
辛い。
逃げ出したいけど異国の地だし、
すぐには日本へ戻れない。
ひどい時には「適応障害」の可能性だってあります。
こんなはずじゃなかたったのにとなる前に、
あらかじめどんなものか予測できれば心の準備ができますよね。

今回は現地で駐在した妻たちの悩みのポイントについて説明していきます。
もくじ
現地駐在妻のヒエラルキー・いじめについて
これは実際に事実としてあるようです。
どこの国かというよりも、
小さい世間のコミュニティに入るとヒエラルキーはより強固なものになります。
いわゆるひとつの村社会が形成されることになります。
あなたと気の合う人たちだけなら、
こう言った小さいコミュニティは素晴らしい空間になります。
しかし、生理的に無理とか考え方が根本的に違うというような場合は、
違和感を強く覚えることになります。
私の知人の話ですが、違和感は割と初期の頃に自覚するようです。
自覚していない人でも、潜在的に違和感を持っておりどこかのタイミングで認識するそうです。
ヒエラルキーやいじめが嫌だと感じたら、
なるべくそのコミュニティに近づかないようにバランスを取ることが一般的です。
適当にあしらっていれば、そのうち日本への帰国などで関係も切れます。
面倒なのはコミュニティの長のような人物が長年居座っている場合です。
ただこの場合も「君子危うきに近寄らず」精神でやり過ごしましょう。
きっと日本に戻る場所がなくて、現地社会の小さな世間でしか威張れない可哀想な人くらいに思っておけばだいぶ楽なのではないでしょうか?
くれぐれも「婦人会の間で付き合いが悪くなり、旦那の仕事にも影響するのでは?」と心配しないようにしましょう。
ドラマならまだしも今時そんな古いレガシーな企業体質であれば、企業の将来も悲観的です。

働いていないことに対する妬み
旦那の収入だけで呑気に暮らしている。
これほど言われて腹が立つこともそうそうないでしょう。
実際は能力あるまだまだ日本で企業戦士として働きたいにも関わらず、海外赴任帯同として海外生活を送っている妻たちもいます。
ほんとは自分だって働きたい。
なのに「のんびりしてるなんて」とハタから白い目で見られてしまう。
そんな環境に嫌気がさすこともあります。
しかし近年では、駐在妻の遊休労働力ということで自ら稼ぐ方法を探し出してきて、
普通の主婦なんかに負けじと計画的にスキルアップしている方もいます。
現地の文化に馴染めるか
現地の婦人会コミュニティもそうですが、原則として自分が好きになれそうな国かどうか?
ということも重要です。
時間にルーズな習慣に対応できるか?
治安が日本より悪いこともある。
空気が汚い・食事が合わない
数え切れないほどの障害があります。
もともと海外の文化が好きであればなじみやすい傾向にありますが、
初めての海外で且つ不安だらけというのであれば、ある程度は覚悟がいるでしょう。
むしろ海外に慣れていない人こそ、現地婦人会のコミュニティにうまくハマれば意外と心地よかったり人付き合いがうまくいったりするものです。
(赴任地の不便なことで共感を抱くので、コミュニティとしてまとまりやすいため)
世帯収入は上がる??
憧れの海外赴任ですから当然世帯年収も上がるはずです。
しかし最近では海外赴任の手当てもそこまで増えず、
旦那の収入一本になり世帯収入が減るといった事例も増えているようです。
また帯同のため現職の休職扱いとなる場合は、日本本社側への税金や社会保険を払い続けなければならず実際の可処分所得は小さくなるということもあるそうです。
そのため現代の海外赴任=セレブコースということは一概には言えないようです。
あくまでも自身の現状によって、うまく財務をやりくりしてくように考えなければいけません。
帰国後のキャリアは?
多くの駐在妻のお悩みがこれ。
もし日本へ戻ったときに復職はできるのか?ということです。
復職ができない場合でも、転職あるいは自分で独立をするということも視野に入ってきます。
駐在中に夫婦仲が悪くなり、帰国後に離婚。
奥さんは再就職しようにも働く先がない。
こんな事例は少なくありません。
そのために比較的時間のある海外赴任時代にこそ、通用するスキルを磨くことも大切になるでしょう。
スキルアップを狙う
特に自宅でスキルをつけられるのが、
・英語
→オンラインで学ぶ「高品質」ビジネス英会話 Bizmates(ビズメイツ)
・プログラミング
→3年間で1万人が学んだプログラミングスクールTECH::CAMPのオンライン説明会
通信講座やWeb上での勉強・Eラーニングなどがあります。
また自分で商売しようとすると、
・海外転売
が可能になってきます。
転職する場合
転職する場合は、前職の経歴と合わせて転職先の企業をリサーチすることになります。
それに加えて、海外赴任中でもキャリアのためにスキルアップに取り組んできたことをアピールできればなお良しです。
特に、離職期間が長いと企業側も敬遠しがちです。
そこで逆に「離職中も役に立てる存在になるために頑張ってきた」というスタンスで臨みましょう。
人材エージェントを使用するのが転職では一般的です。
実際にエージェントと電話で相談しながら進めるので、現在の段階で自分にどれくらいの「市場価値」があるのかチェックしてみることもオススメです。

メンタルヘルスを管理する
現地の日本人がよく通う病院をリストにいれておきましょう。
たまにあるのが日本語が達者な現地人医者というのがいますが、日本人が抱える悩みに精通していることも少ないです。
メンタルが弱ってきた場合は、思い切って日本のクリニックを受けてみることも有効です。
日本へ帰国する間にちょっとネットで相談するのも効果的。
駐在ライフ-駐在員向けメンタルヘルスケアサービス-
相談できる友人を作る
なによりなんでも話せる友人を作るのがベターではないでしょうか?
見栄も張らず、気の置けない人を作ることでだいぶ楽になるのはおおいようです。
まとめ
以上、現地婦人会に見られる駐在妻のお悩みについて解説してきました。
そんなに肩肘張らなくったっていいこともあります。
オススメな考え方は、「本来ヒトは孤独である」と認識してみるのも良いでしょう。
そもそもそんなに仲間が必要か?と自分に問うてみるのです。
この考えを受け入れれば、自分で自立する考えを持つことだって可能です。
嫌われる勇気